本日は、体幹と体軸のお話をします。
まず、体幹には胴体の深層部の4つの筋肉があり、横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群、を指します。この4つの筋肉を総称してインナーユニットとも言います。
このインナーユニットを鍛えようとしてもなかなか意識しにくい所です。
実は、人間が呼吸したり、姿勢を維持したり、動いたりするときにはこれらの筋肉が重要な役割を果たしています。パフォーマンスアップやケガよ坊には欠かせない筋肉なのでアスリートは皆さんやっています。
これらの機能はアスリートのみならずすべての方に重要なものです。鍛えたり活性化を怠っているとどんどん衰えたり硬くなります。なので、肩こりや腰痛などいろいろな症状が出てくるのであらゆる方が体幹トレーニングを行うべきなのです。
次は体軸と、作り方です。
「正中線」「中心線」「センター」など【体の中心を通り天地に伸びた一本の線】のようなものと思います。イチローやマイケルジョーダンはともに美しい姿勢を持っています。
逆に姿勢が悪い人は軸も歪んでいます。常日頃かまっすぐな軸の感覚をつかむ必要があります。意識することが大切です。
次に柔軟な軸を作ります。余分な力みをそぎ落としていくことで腰痛や肩こりが起こりにくい身体になります。たいていの人が力み過ぎていますので、とても大事です。
体幹トレーニングは軸作りとも言われますので、セットで考えてみてください。
皆様に信頼される治療家を目指し、日々精進します。
本日は、階段の上り下りをする際の注意点をお話します。
【下りる】
階段を下りる時は、足の幅を骨盤幅よりも少し広めに取り、足裏全体で踏みます。足を下ろした側の骨盤を下げ、背なかをしなやかに使って頭を反対に降れば状態が安定し、足裏へのダメージも減らすことができる。
体の中心の足を下ろそうとすると、バランスを崩しやすく不安定なります。さらに背骨や骨盤が硬く固定されていると、下についた足に負荷がかかりやすく、ふらついて手すりが必要になります。
【上る】
足の幅を骨盤幅に広げたまま、真上に足を出す。足の筋肉で身体を引き合上げるのではなく、骨盤の運動で引き上げるイメージで、引き上げる足と反対に頭を振ることで、自然に骨盤を引き上げられます。
体の中心に足を運ぼうとすると、よろめきやすいです。また上の段に置いた足の筋肉で身体を持ち上げると疲れやすく、足と同じ側に上半身の重心を置くことで、より膝に負担がかかってしまいます。
身体を機能的に使うことでいつも負担をかけている筋肉を他の筋肉が補うようになるので疲れにくい身体になり、日々の生活が楽にできてきます。
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本日は、足指をうまく使えるようになるメソッドをご紹介します。
■トーシューズポーズで「ながら」足指トレーニング
先日お伝えした「親指先端タッチ歩き」がうまくできない人は、足指がうまく使えていない。足指の本来の機能を目覚めさせるには、食事や本を読むときも、爪先を立てて座る「ながら」足指トレーニングが効果的です。(ふくらはぎを緩める格好、正座の格好)
■体の負担を小さくするには「幅」を狭め、受ける重力を最小に
猫背や腰が反って腹の出ているS字姿勢などは、上から体を見たときの面積が広がった状態。それだけ重力を受ける体の範囲が広くなり、身体への負担となる。理想は、横から見たときに耳と肩の位置が垂直にそろうことと。重心が骨に乗り、首や肩への負担が減ります。
■階段昇降 ~骨盤幅スタンス歩き~
歩き方を変えたほうがいい場所の一つが階段です。膝が痛い人にとって、階段の上り下りは大きな負担だが、歩き方で負荷を軽減できる。
ポイントは足の幅。ふらつきやすい人、手すりがないと怖い人は、足を体の中央、一直線上に足を出す「モデルウォーク」になっていることが多い。足を骨盤幅より少し外側に出し、足裏全体をつけるように着地すると安定する。足の筋肉ではなく、背骨や骨盤を使って、身体を引き上げるように意識する。
次回は、降りるとき、上がる時、それぞれの具体的な注意点をお話します。
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本日は、歩き方のお話をします。
【カカトで着地する大股歩きは、かえって痛みを抱くことにもなりかねない】
早く歩こうとすると、腕の振りも歩幅も自然に大きくなるが、この場合、つま先で蹴り上げてカカトで着地するので、着地のたびに膝や腰へ衝撃が伝わってしまいます。
【室内歩き ~親指先端タッチ歩き~】
ドスドス音がするようなら、カカトで着地し、衝撃が一転に集中する「カカト歩き」になっている証拠です。
ポイントは、後ろの親指の先で床をタッチするように優しく歩きましょう。
また、スリッパは、脱げないように足の指先を反らせて歩く癖がつきやすいので要注意です。できれば鼻緒のある草履タイプの方がいいです。
後ろ足は踏み込まずにすっと引き上げて、親指の先でそっと床をタッチ。足の甲を伸ばし、ふくらはぎを緩めることを意識する。
前の足は、体の少し前に足を置くつもりで、カカトではなく足裏全体で着地することで、ふくらはぎが弛緩と緊張を繰り返してポンプの役割を果たし、血流を良くする。歩幅が広くなり過ぎないように注意。
歩き方を変えるだけで、日頃の疲れ具合、姿勢も変わってきます。次回は「親指先端タッチ歩き」がうまくできない人のトレーニング法をご紹介します。
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本日は、やせるストレッチをご紹介します。
股関節は、上半身と下半身をつなぐ重要な役割を担っている部分で、この股関節が硬くなり、可動域が狭くなることで、ダイエットや美容にもデメリットが生じる可能性があります。
股関節が硬くなる原因
・股関節に関与する筋肉のコリ
・加齢や姿勢による歪み
股関節の柔軟性によるデメリットとメリット
<デメリット>
・太りやすい
・足がむくみやすい
・下半身の血流が悪くなる
・体全体が歪みやすい
・疲れやすい
・猫背になりやすい
・腰痛やひざ痛を起こしやすい
股間節が硬いと血流が悪くなり、老廃物がうまく排出されず、脚のむくみや冷えが生じやすくなります。それにより、代謝も悪くなり、太りやすく痩せにくい身体になってしまいます。また体全体に歪みが生じることで脂肪や筋肉の付き方にも影響します。
<メリット>
・血行が良くなる
・リンパの流れが良くなる
・冷えが改善する
・代謝が良くなる
・姿勢が良くなる
・むくみが改善され美脚になれる
・ヒップアップが効果がある
・腰痛・ひざ痛の予防改善
股関節が柔らかいと血行が良くなり、多くの女性が悩んでいる脚のむくみ、冷え、ヒップの下垂の改善に効果があります。また、股関節の可動域を高めれば、新陳代謝も活発になることで日常エネルギーも高くなり、痩せやすい体質にも近づきます。
【痩せやすいカラダを作る股関節ストレッチ】
1.両ひざ立ちの状況から右足を前に大きく出し、ひざの真下の足首を置きます。
2.両手をひざの上に置き、重心を少しずつ前に移動させる
3、股関節と床の距離が近ければ近いほどストレッチが実感できる。この状態で呼吸をゆっくり5回行う。
4.右足のつま先を斜め外側に少し開き、肘を床に着け、少しずつ手を前に歩かせ、呼吸をゆっくり5回行う。
5.右ひざを内側に折り曲げ、お尻を床に着け、左足は後ろに伸ばし、両腕を八の字に床について呼吸をゆっくり5回行う。
6.できる人は両手を頭上に上げて組み、呼吸をゆっくり5回行う。反対側も同様に行う。
股関節の柔軟性を高めることで、ダイエットや美容に多くのメリットがあるだけでなく、転倒防止など、健康な生活を送るうえでも大きなメリットが得られるでしょう。
皆様に信頼される治療家を目指し、日々精進します。