本日は、運動する時間についてお話します。
適度な身体活動を週に10~59分行う人では、座りがちな生活の人と比べて全死亡リスクが18%低く、
適度な身体活動を週に150分~299分行う人では全死亡リスクは31%低く、週に1,500分(25時間)以上行う人では46%低いという結果でした。
また、
適度な身体活動を週に10~59分行うと、心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患(CVD)による死亡リスクは12%、がんによる死亡リスクは14%低下しました。
週に1,500分以上では効果はさらに大きく、CVDによる死亡リスクは33%、がんによる死亡リスクは47%低下しました。
CVDによる死亡リスクは、週1,500分以上運動しても、週300分程度の人と差はみられませんでした。
CVDリスクは週150~299分運動した人で37%低減し、これが最大だったということです。
運動はどのようなものでも、どんなに短時間でも週のトータルの時間なので、10分以上継続しなければいけないことありません。
米国のある専門医によれば、運動によって心臓の機能が向上したり、血圧やストレスレベルが低下したりすることで、心疾患による死亡リスクが低下した可能性があるということです。
一方、
運動のがんを抑えることについて、別の専門家は、
運動によって代謝が促進され、古い細胞ががん化する前に新しい細胞に置き換わるからではないかと話しています。
がん細胞は、酸素が嫌いなので運動での予防は効果的です。
週に5時間程度の運動を心がましょう!
皆様に信頼される治療家を目指し、日々精進します。