集中、休息、学ぶ、その①


集中して取り入れる → 休んで整理する → 思い出して定着させる

という一つの循環として捉えるとよいと思います。

脳は、長時間ずっと頑張るほど働くのではなく、集中と休息を適切に切り替えるほど能力を発揮しやすくなります。睡眠は新しい記憶を定着させ、翌日に新しいことを学ぶ準備にも関わります。 

1.「学ぶ」の質を高める

学ぶとは、情報を集めることではない

本当に学べた状態とは、

  • 自分の言葉で説明できる
  • 実際に使える
  • 人に伝えられる
  • 時間がたっても思い出せる
  • という状態です。読む、聞く、見るだけでは、分かった気持ちにはなっても、身体や記憶には残りにくいことがあります。そのため、学習は次の順番がおすすめです。① 目的を一つ決める

    始める前に、

    「今日は何を一つ持ち帰るか」

    を決めます。

    例えば、

    • 丹田と重心の違いを説明できるようにする
    • シュートの力みを減らす方法を一つ覚える
    • 患者さんに伝えられる言葉を一つ作る

    というように、目的を小さくします。

    目的が曖昧だと、脳は何を重要情報として扱えばよいか分かりにくくなります。

    ② 学んだら、いったん閉じる

    本や動画を見続けるのではなく、一度閉じて、

    「今の内容を、自分の言葉で言うとどうなるか」

    と説明します。

    これが「思い出す練習」です。

    整体の勉強なら、実際に自分の身体で試すことも重要です。

    • 読む
    • 身体で試す
    • 言葉にする
    • 人に説明する

    この流れにすると、知識が身体知へ変わりやすくなります。

    ③ 一度に一つだけ練習する

    歩きながら、

    • 丹田
    • 足裏
    • 呼吸
    • 背骨
    • 目線
    • 肩の脱力

    を全部意識すると、かえって動きが不自然になります。

    今日は「足裏」、明日は「呼吸」のように、一回の練習テーマを一つに絞ります。

    学ぶ時の身体の使い方

    姿勢を正しく固める必要はありません。

    理想は、

    • 左右の坐骨に座る
    • 足裏を床につける
    • 背骨は伸ばすが固めない
    • 顎を軽く引く
    • 首と肩を柔らかくする
    • 呼吸を止めない

    という状態です。

    合言葉は、

    下は安定、上は自由

    です。

    身体が緊張しすぎると、内容よりも「頑張っている自分」に意識が向きやすくなります。

    2.「集中」の質を高める

    集中とは、力むことではない

    集中は、

    一つの対象に戻り続けること

    です。

    一度も気がそれないことではありません。

    集中が切れたときに、

    「自分は集中力がない」

    と評価する必要はありません。

    気づいたら、静かに戻す。
    この「戻る力」自体が集中力です。

    集中前の30秒準備

    作業を始める前に、次の順番を行います。

    1. 足裏か坐骨を感じる
    2. 息を一度ゆっくり吐く
    3. 肩と顎を緩める
    4. 今日やる一つを声に出す
    5. スマホや不要な物を視界から外す

    呼吸は深く吸おうとせず、まず静かに吐きます。

    身体を静める → 対象を決める → 始める

    という順番です。

    集中時間は固定しすぎない

    25分集中・5分休憩は一つの方法ですが、全員に最適とは限りません。

    最初は、

    • 15分集中+3分休憩
    • 25分集中+5分休憩
    • 40分集中+10分休憩

    などを試し、「質が落ち始める少し前」に休みます。短い休憩を挟むことは、注意や技能学習を支える可能性があります。 

    大切なのは時間を守ることより、

    自分の集中が薄くなる兆候を知ること

    です。

    兆候には、

    • 同じ文章を繰り返し読む
    • 呼吸が止まる
    • 顎を噛みしめる
    • 姿勢が崩れる
    • 無意識にスマホを触る
    • 内容が頭に入らない

    などがあります。

    目線の使い方

    集中すると視野が狭くなりやすいので、ときどき遠くを見ます。

    20〜30分作業したら、

    • 窓の外を見る
    • 遠くの壁を見る
    • 周辺視野を感じる

    ことで、目と首の緊張を一度解きます。

    首を固めて画面を凝視するより、目線は静かに、首は自由にが基本です。

     

     

     

    習慣を変えて人生を変える

    すべての人達が素直な心で自分のやりがいを持ち世のため人のために貢献する