本日は、パソコン操作が軽度認知障害を防げるって話をします。
加齢に伴う記憶力の低下は、アルツハイマー病などの認知症の前段階にみられる軽度認知障害(MCI)の兆候の一つです。
しかし、
年齢を重ねても、パソコン操作やゲーム、社会参加などを通じて脳を働かせ続けることにより、
MCIになるリスクを下げられるかもしれないという研究結果が報告されました。
しかも、
この効果は年齢に関係なく得られるということです。
【パソコンを使っていると、MCI発症リスクが48%も低くなる】
中年期にパソコンを使用していた人では使用していなかった人に比べ、MCIを発症するリスクが48%低いことが分かりました。
同様に、66歳以降にパソコンを使用していた人ではMCIリスクが30%低く、中年期および高齢期にパソコンを使用していた人では37%低いことも示されたのです。
また、
友人と交流したり、映画を観に行ったりするなど社会活動の機会がある人や、ゲームを楽しむ機会がある人では、MCIリスクが20%低く、クラフト活動では、高齢期でのみMCIリスクが42%低下していました。
そのほか、こうした頭を使う活動の種類が増えるほどMCIを発症するリスクが低下することも示されました。
何歳になっても頭を使うことが大切。
なぜ、頭を使っていれば認知機能が低下しにくくなるのでしょうか。
現時点でその理由は不明。
研究グループによれば「頭は使えば使うほど脳がポジティブに反応するようです」とのこと。
ただし、「頭を使う活動の機会が多い人は、運動習慣を持っていたり食習慣が健康的であったりする場合が多いのかもしれず、これが認知機能の低下を防いでいることも考えられます」とも話しています。
以上から、研究グループは「70歳以上になっても頭を使う活動に取り組むことは有益です」
何歳になってもこうした活動を始めるのに遅すぎることはないみたいです。
新しいことにチャレンジしましょう!
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